© Koton
素肌に一番近いシャツ
The shirt closest to bare skin
肌にぴったりと寄り添うシャツは、からだの一部のようなものです。
非常に薄く、軽く、強く、暖かい。冬はインナーとして活躍し、1枚で着ても洋服として成り立つかたち。
それが「ヤクとスーピマコットンのテレコシャツ」です。
yarn
ヤクとオーガニック・スーピマコットン、茶綿ちゃわたを組み合わせ細番手に紡績した、
風合い抜群の上級糸を使用しています。
ヤク = [Yak]
チベット高原の標高3000m以上の高地に生息するウシ科の動物です。
ヒマラヤ山脈等の寒冷地を生き抜くために、柔らかい毛と硬い毛が組み合わさった体毛を備えており、
ウールより暖かく、カシミヤより通気性が良い。
つまり、保温性が高く、同時に放湿して蒸れにくいという良さがあります。


スーピマコットン = [Supima cotton]
アメリカ産の高級コットンのひとつで、品種改良を重ねて栽培された超長繊維綿花です。
繊維の長さが35mm以上の希少価値の高い糸で、カシミヤのような滑らかな肌触り、シルクのような艶があります。
超長綿は糸のつなぎ目が少なく、極細の糸でも強度が増すため、薄くても丈夫な生地になります。
その中でも、このシャツにはテキサス州の契約農家で栽培されたオーガニック・スーピマコットンを使用しています。


茶綿 = [Brown cotton]
綿花の原種です。
natural colored cottonとも呼ばれ、染色や漂白をしていない天然色になります。
人工的な処理をしていないことから肌へのストレスが無く、植物の油分を含み、しっとりとした保湿性があります。


Color
ライトグレーを基調とした3色を展開
ライトグレイ= [c-#1]
ヤクの毛を生かした無染色のカラー。


ブラウン= [c-#2]
c#1ライトグレーをベースに茶綿をブレンドした無染色のカラー。


チャコールグレイ= [c-#3]
c#1ライトグレーをベースにオーガニックコットンの30%をチャコールに染色したカラー。


かたち
Shape
小口径の丸編み機で編み立てられています。
かつては肌着や腹巻きの編み地をつくるために多く使用されていましたが、今では貴重になりました。
ヤクのような獣毛が入った細い糸は力を加えすぎると切れ易く、
機械を調整しながらスピードを落としてゆっくり編んでいます。

テレコという組織はリブ編みのひとつで、伸縮性に富んでいます。
丸編み機で筒状に編まれた生地をそのまま身ごろにすることにより、脇に縫い目が無くなります。
滑らかで肌触りの良い編み地は着用すると、からだ馴染みがとても良く、見た目にもすっきりと美しい。

袖口や襟ぐりにもフライス生地(リブ編み)を使用し、型崩れを防ぎます。
裾は天地始末という熟練の技術が必要な縫製を施しており、生地の繊細な柔らかさを保っています。
さいごに
Finally
「良質な布は、洗って痩せても可愛い。色落ちした服を着るのも好き」

ある日、布好きの友人がこんなことを言いました。古びない素材は無いと言って良いでしょう。
素肌に近い布は洗濯の頻度が高く、型崩れや色落ちが気になるところです。
しかし、このシャツは強度のある糸や伸縮性のある編み地の効用で、肌に触れることによって、
むしろ良い変化をもたらします。
冷たい冬が育てるもの。それはー 布への愛着 ーという温度でもあるのです。

Koton online shop
別ページが開きます